ジョアンジルベルトはボサノバアーチストとして最も有名な人、というか神と呼ばれる男なのですが、彼自身は「僕が演っているのはサンバだ」と言い張っています。そんなジョアンジルベルトがブラジルの色んな曲をとにかく彼のスタイルで弾き語りしまくった初期の作品のご紹介
「有名なこのアルバム」ってのがない理由
アルバムとして「これ」ってご紹介したいのですがちょっと複雑な事情がありまして...
生まれたばかりのボサノバがアメリカ人に見つかってしまいまして、とにかく作詞させて作曲させて演奏させて録音して...までは良かったのですが、版権を手当たり次第バラバラに持っていってしまったのです。なので手間がかかる。
今どうなっているかというと、古い音源はそのままに色んな曲の組み合わせで色んなアルバムが発売されて、かつプレスしたものは再版なしで売り切っておしまい。なのでCD紹介で見た現物を手に入れるのは難しかったりします。
あ、でも今は配信の時代だった!
「ボサノバの曲」ではないですが彼がやるとボサノバになります
上記の理由で全てはご紹介しきれないのですが目についたものをご紹介します。
入ってる曲はブラジルの歌謡曲や田舎の音楽、サンバの曲なんかから彼が掘り出したもの。それをギター弾き語りで演奏してます。これを世の人は「ボサノバ(日本語にすれば「新しいスタイル」)だと感じているのですが、彼はサンバだと言い張っています。
元ネタ集でもある
日本なんかでボサノバをギター弾き語りする場合、演奏されてる曲のかなりの部分がここに入っているといっても言い過ぎではありません。創始者恐るべし。
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